四章 突然すぎる独立
Eさんとこで1年近くバイトしたある日、朝から数人の知らない人たちが会社へぞろぞろとやってきた。
今日は何かある日だっけ??
とか、思いながら仕事をしていると親友のMU君もやってきた。
今日は何かあるの?とMU君に問うと・・・
今日はね、来年度の広告の締め切りが近いから打ち合わせをする日なのって教えてくれた。
そういや、K君も独立するんやったら広告出した方がいいんじゃないの?っとMU君が言い出し
Eさんも、そうそう出しても来年からの仕事やし出しといたら??
待て待て、急すぎるだろ!!!!
まだ免許すらない俺に無茶な事いう人たちだなぁ・・
正直、そう思ってました。
なぜ、MU君やEさんが押してくるのか・・それは広告を出す人が多いほど一人辺りの広告代が安くなるシステムだから(笑
当時のタウンページ主要都市で1ページ月額15万円くらいだったのが人数が増えれば半額くらいになるそうだ。
もちろん、全ての都市が同じ金額ではない。
ちなみに、兵庫県神戸市で1ページで15万円ほどだそうだ。
しかも15万払ったからといってトップページに表示されるわけではない。
他社との兼ね合いもあり、以前から契約のある古い順番から上位に表示されるそうだ。
俺の地域は田舎だったので1ページ載せても月額5万円くらいだった。
何はともあれ、EさんやMU君の強い後押しもあり急きょ広告を出す形となったのである。
広告については担当スタッフにほぼ任せっきりだった。
何もわからないからMU君のと似た感じでいいです的な適当な発言!!
それよりも、古物免許を取らなければ話にならないと、慌てて警察に行ったのを覚えている。
免許は数枚の書類とお金を支払って審査を待つ形だったが、その場で屋号を決めないとダメだったので何も考えてない俺には頭が真っ白になった。
そもそも屋号って何なんだ??会社名か?会社名なら真剣に考えないとダメだぞ・・・
そぉ思いつつ、その場で思い浮かんだのを、そのまんま記入してしまったのである。
その後、審査も通り1か月後には古物商許可証をゲットしました。
こうしてMU君の無茶ぶりから独立する方向へ俺の頭の中の歯車が回り始めたのである。
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